来店後のお客様に口コミ投稿画面を探してもらうと、店名検索や画面操作の途中で離脱しやすくなります。Googleビジネスプロフィールでは、口コミ投稿用のリンクとQRコードを公式機能から作成できます。ただし、割引と引き換えに投稿を求めたり、満足した人だけを選んで依頼したりするのは避けなければなりません。この記事では、初めてでも迷わない作成手順と、店頭で続けやすい運用方法をまとめます。
この記事でわかること
- Googleビジネスプロフィールから口コミ用QRコードを作る手順
- QRコードを店頭、レシート、お礼メッセージで案内する方法
- 割引と引き換えに投稿を求めないなど、口コミを依頼するときの注意点
- 2週間ごとに確認する数字と、案内方法の直し方
QRコードを作る前に、口コミを依頼してよい相手を決める
依頼できるのは、実際に来店・購入・サービス利用を経験したお客様です。家族やスタッフに評価を頼んだり、まだ利用していない人へ一斉送信したりしません。Googleのポリシーでは、実体験に基づかない投稿、割引・無料商品などの特典と引き換えにした投稿、肯定的な口コミだけを選んで集める行為が禁止されています。
店舗側が依頼する内容は『率直な感想をお聞かせください』までに留めます。星の数や書いてほしい言葉を指定せず、その場で投稿完了を見せてもらう運用もしません。お客様が自分の時間で自由に書ける状態を作ることが、長く続ける前提です。
- 依頼する:実際に商品やサービスを利用したお客様
- 依頼しない:未利用者、家族、スタッフ、取引先への義理の投稿
- 付けない:割引、ポイント、景品、無料サービスなどの特典
- 選別しない:満足度を先に聞き、高評価の人だけ口コミ画面へ送る仕組み
パソコンで口コミ用QRコードを作る手順
管理用Googleアカウントで検索する
パソコンのブラウザで、ビジネスプロフィールを管理しているGoogleアカウントにログインし、自分の店名をGoogle検索します。
『クチコミを読む』を開く
検索結果に表示されるビジネスプロフィール管理画面から『クチコミを読む』を選び、続けて『クチコミを増やす』を開きます。表示名は更新で変わる場合があります。
リンクとQRコードを保存する
お礼メールやLINE用にはリンクをコピーします。印刷用には表示されたQRコードを右クリックし、『名前を付けて画像を保存』を選びます。Google公式ヘルプでは、QRコードの生成はパソコンのブラウザで行うよう案内されています。
別のスマートフォン2台で試す
iPhoneとAndroidなど、可能なら異なる2台で読み取り、正しい店舗の口コミ投稿画面が開くか確認します。自分の管理画面だけで確認を終えません。
印刷後にもう一度読み取る
卓上カードはQRコード部分を3cm角程度から試し、照明の反射や印刷のにじみがないか実物で確認します。大きさは掲示距離に合わせ、読み取りにくければ広げます。
個人店で使いやすい3つの置き場所
QRコードは店内のあちこちへ貼るより、お客様が利用を終えて感想を持ったタイミングに絞ります。最初は次の3か所から1つか2つを選び、スタッフが案内しやすいかを確認します。
テーブルや施術中の席など、お客様が断りにくい場所で投稿を迫らないことも重要です。混雑時は口頭案内を省き、レシートやお礼メッセージだけにするなど、接客品質を優先します。
- 会計場所:レジ横の小さなカードに『ご利用の感想をお聞かせください』と表示
- レシート・納品書:余白にQRコードと短い説明を印刷。商品名や個人情報とは離す
- お礼メッセージ:来店当日から翌日を目安に、口コミリンクをLINEやメールで1回だけ案内
そのまま使える口コミ依頼文
文章を長くすると、宣伝メールのように見えます。感謝、利用目的、任意であること、リンクの4点に絞り、同じお客様へ繰り返し送りません。
- 本日はご来店ありがとうございました。今後のお店づくりの参考に、率直なご感想をお聞かせいただけるとうれしいです。投稿はこちら:[口コミリンク]
- 投稿は任意です。星の数や内容の指定はありません。お時間のあるときにお願いいたします。
2週間ごとに見る数字と改善方法
Googleビジネスプロフィールだけでは、印刷したQRコードを何人が読み取ったかを直接把握できません。最初の2週間は、口コミを依頼した人数、新しく投稿された口コミ数、返信できた件数を簡単なメモで記録します。QRコード経由かどうかを断定せず、案内方法を比べるための目安として使います。
- 依頼した人数が0:会計後の一言かレシート掲載のどちらか1つを定着させる
- 依頼はできるが投稿がない:QRコードの読み取りと遷移先、依頼文の長さを確認
- 口コミは増えたが返信できていない:週1回15分の返信時間を予定に入れる
- 低評価が続く:口コミを止めるのではなく、共通する不満をサービス改善へ反映
迷ったら、まずここから
- Googleビジネスプロフィールから口コミ用QRコードを作る手順
- QRコードを店頭、レシート、お礼メッセージで案内する方法
- 割引と引き換えに投稿を求めないなど、口コミを依頼するときの注意点
- 2週間ごとに確認する数字と、案内方法の直し方
よくある質問
口コミを書いてくれた人へクーポンを渡してもよいですか?
避けてください。Googleは、口コミの投稿・変更・削除と引き換えに割引、無料商品、金銭などのインセンティブを提供する行為を禁止しています。
QRコードはスマートフォンだけで作れますか?
Google公式ヘルプでは、口コミ用QRコードの生成はパソコンのブラウザでのみ行えると案内されています。スマートフォンでは、先にパソコンで作ったリンクを共有して使えます。
良い評価を書いてほしいと伝えてもよいですか?
星の数や肯定的な内容を指定せず、率直な感想を任意で依頼します。満足した人だけを選んで口コミを依頼する方法も避けます。
QRコードを作り直す頻度はどれくらいですか?
通常は毎月作り直す必要はありません。ただし店舗情報の移転、管理権限の変更、リンク先エラーがあったときは、実機で確認して再発行します。月1回の読み取り確認を運用に入れると安心です。
参考:Google ビジネスプロフィール:口コミリンク・QRコードを作成する/Google マップ:禁止または制限されているコンテンツ