LINE公式アカウントは、すでに来店・問い合わせをした人と継続してつながる窓口です。検索で新しい人に見つけてもらう代わりではありません。まず無料プランで、予約案内や営業日の変更など『受け取る理由がある連絡』を月2〜4回だけ送り、続けられるかを確かめましょう。
初期費用0円、コミュニケーションプランは月額0円・月200通まで
通数の考え方:配信回数 × 送信先の友だち数
最初に作るもの:プロフィール、あいさつメッセージ、リッチメニュー
30日で見る数字:友だち追加、ブロック、リンククリック、予約・問い合わせ
LINE公式アカウントが向いている事業
美容室、教室、飲食店、修理、訪問サービスなど、同じ人が再び利用する事業と相性があります。予約日の案内、空き枠、新商品、休業日など、短い連絡をスマホで見てもらいやすいためです。一方、友だちが0人の段階では配信しても届きません。新規客を増やすためのホームページやGoogleマップと、再訪を促すLINEを役割分担します。
- 向いている:再来店、定期購入、予約変更、イベント案内がある
- 向きにくい:一度きりの取引が中心で、継続連絡の理由がない
- 先に整える:料金、予約、問い合わせを確認できるWebページ
- 避ける:割引だけを理由に友だちを集め、毎週同じ宣伝を送る
無料200通でどこまで試せるか
2026年8月6日時点のコミュニケーションプランは月額0円、無料メッセージ200通です。50人へ月4回なら50×4=200通、100人へ月2回なら100×2=200通です。1回の配信で最大3つの吹き出しを送っても、通数は1回として数えられます。LINEチャット、応答メッセージ、あいさつメッセージは配信通数に数えないと公式料金ページで案内されています。
ライトプランは月額5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランは月額15,000円(税別)で30,000通です。最初から有料にせず、200通で反応を確認し、上限に近づいてから『配信で生まれた予約や売上が月額を上回るか』で判断します。料金や追加メッセージ単価は改定されることがあるため、契約前に公式ページを確認してください。
開設から公開までの7ステップ
目的を1つ決める
『予約を忘れない』『月1回の空き枠を知らせる』など、顧客にとっての用途を1つに絞ります。売上目標だけでは配信内容が決まりません。
公式サイトからアカウントを作る
LINE Business IDでログインし、アカウント名、業種、会社・事業者名を登録します。アカウント名は屋号や店舗名と揃えます。
プロフィールを埋める
営業時間、所在地または対応地域、電話、Webサイトを登録します。Googleマップやホームページと表記を揃えます。
あいさつメッセージを作る
友だち追加直後に、何を何回ほど配信するか、問い合わせへの返信時間、予約・料金ページのURLを案内します。
応答時間を決める
チャットを使うなら『平日10〜17時、1営業日以内に返信』など、実際に守れる時間を表示します。緊急対応を約束しません。
リッチメニューを3枠で作る
『料金を見る』『予約する』『問い合わせ』の3つから始めます。リンク先を増やしすぎず、スマホで各URLが開くか確認します。
自分のスマホで一周テスト
友だち追加、あいさつ表示、メニュー、チャット、予約ページまで実際に操作します。家族や知人1人にも、目的が伝わるか確認してもらいます。
そのまま直して使えるあいさつ文
『友だち追加ありがとうございます。○○(屋号)です。このLINEでは、予約の空き状況と営業日の変更を月2回ほどお知らせします。料金・サービス内容はこちら:[URL]/予約はこちら:[URL]。チャットへの返信は平日10〜17時、通常1営業日以内です。配信が不要な場合は、いつでもブロックできます。』
最初の文章で、配信内容・頻度・返信時間を約束します。登録特典を付ける場合は、有効期限、対象、併用条件を同じ画面で確認できるようにします。氏名、健康情報、相談内容などをチャットで不用意に集めず、必要な情報だけを安全な予約・問い合わせ窓口へ誘導します。
最初の30日間の配信例
1回の文章は、最も伝えたいことを冒頭に置き、リンクは原則1つにします。毎日送る必要はありません。配信直後のブロックが増えたら、頻度、内容、友だち追加時の説明が一致しているかを見直します。
- 1日目:あいさつメッセージと予約・料金ページの案内
- 7日目:よくある質問を1つ回答し、詳しいページへ案内
- 14日目:空き枠や受付期限など、今見る理由がある情報
- 28日目:翌月の営業日・予約開始日を1回で案内
30日後に4つの数字で続けるか決める
月末に、①友だち追加数、②ブロック数、③予約・料金ページへのリンク反応、④LINE経由の予約・問い合わせ数を記録します。まずは『どの配信から何件の相談が来たか』を手作業でもメモします。友だち数だけが増えても、リンクや予約につながらなければ、配信内容かWebページを直します。
有料プランの判断は、無料200通を超えたことだけで決めません。たとえば月5,000円のプランへ移るなら、LINE経由の粗利益が継続して5,000円を上回るか、電話対応時間が減るなど別の効果があるかを確認します。
よくある質問
個人でもLINE公式アカウントを作れますか?
個人事業主でも開設できます。アカウント名、業種、事業者名などを登録し、プロフィールと応答方法を設定します。認証済アカウントの申請や利用できる機能には別の条件があるため、必要になった段階で公式案内を確認してください。
無料プランで友だちとチャットできますか?
LINEチャットは利用でき、公式料金ページではチャット、応答メッセージ、あいさつメッセージは配信通数に数えないと案内されています。返信時間を決め、顧客情報を必要以上にチャットへ残さないようにします。
ホームページがなくても始められますか?
開設はできますが、料金、詳しいサービス内容、予約条件、個人情報の扱いをLINEだけで説明するのは難しくなります。最低限のWebページを用意し、リッチメニューから案内すると役割が分かれます。
参考:LINE公式アカウント 料金プラン/LINE公式アカウント 新規アカウントを作成/LINE公式アカウント あいさつメッセージ/LINE公式アカウント リッチメニュー/個人情報保護委員会 個人情報保護法ガイドライン